グレープフルーツや豆乳は低用量ピルと併用NG?飲み合わせ&要注意の薬とは

グレープフルーツや豆乳は低用量ピルと併用NG?飲み合わせ&要注意の薬とは

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「低用量ピルとグレープフルーツジュースは相性が良くない?」
「ピルと飲み合わせが悪い薬を知りたい!」

避妊だけでなく、月経痛・PMSの軽減やニキビの改善にも効果が期待できる「低用量ピル」。

薬は正しい方法で服用しないと、本来の効果が弱まったり、作用が強く出たりと健康に影響が出かねません。

本記事では、普段から気を付けたいピルと相性の悪い飲み物や薬・サプリメントを解説。

安全にピルを服用し、月経やホルモンバランスをコントロールしたい女性は必見です!

飲み物と低用量ピルの飲み合わせ

特定の成分が含まれる、または代謝に影響する飲食物は低用量ピルの作用に影響があると言われています。

過度に神経質になる必要はありませんが、気を付けた方がよいでしょう。

  • グレープフルーツジュース
  • 豆乳
  • アルコール

グレープフルーツジュース

さまざまな医薬品との相互作用が出やすいとされる「グレープフルーツ」。

一部の柑橘類に含まれる「フラノクマリン類」が薬を代謝する酵素の働きを妨げ、薬の血中濃度が上がって作用が強くなるとされています。

作用が強くなる=効果が高くなるわけではなく、低用量ピルの副作用も出やすくなるため要注意の食べ物です。

とくにジュースは濃縮還元で摂取するフラノクマリン類が増えやすくなります。

代謝を妨げる作用は飲食後最大2~3日続くと言われるので、低用量ピル服用中はグレープフルーツ(果肉、ジュース、加工食品を含む)を避けた方が無難でしょう。

🍊低用量ピルに悪影響がある柑橘類
グレープフルーツ、夏みかん、いよかん、はっさく、ライム、きんかん など
🍋低用量ピルには影響しにくい柑橘類
温州みかん、ゆず、レモン、バレンシアオレンジ、ネーブル など
いちじく、ざくろにも同様の作用があり、避けた方が良いとされています。

豆乳

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豆乳などの大豆製品に含まれる「イソフラボン」は、女性ホルモンに似た作用を持つのが特徴です。

少量なら影響は少ないですが、過剰摂取すると低用量ピルの効果に影響するかもしれません。

適量の摂取を心がけた方が良い食材と言えるでしょう。

アルコール

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アルコール、低用量ピルのどちらも、代謝をする臓器は肝臓です。それぞれを同時に摂ると、低用量ピルの代謝が遅れやすくなります

肝臓がアルコールの代謝を優先した結果、低用量ピルの血中濃度が上がり、結果的に作用が強くなってしまうおそれがあるでしょう。

時間を空けて少量のアルコールを摂取する程度なら影響はありませんが、低用量ピルをアルコールで服用するのはNG

飲み忘れや嘔吐につながるので、お酒の飲みすぎにも要注意です。

そのほか、影響のある飲み物

☕カフェイン
低用量ピルと同時に摂取するとカフェインの血中濃度が増加する可能性があるので、カフェインに対して敏感な方は注意してください。
🥤炭酸水
炭酸水に含まれる気泡も、低用量ピルの吸収に作用すると言われます。炭酸水でなく水で低用量ピルを服用しましょう。

医薬品と低用量ピルの飲み合わせ

ヴィキラックス配合錠は併用禁止🚫

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低用量ピルとの併用が明確に禁止されている薬は1つだけ。C型肝炎の治療薬「ヴィキラックス配合錠」です。

ヴィキラックス配合錠と低用量ピルを一緒に服用すると、肝機能が悪化する事例が高頻度でみられています。

現在この薬を服用している状態で低用量ピルの服用を希望するなら、医師に相談の上、投薬が終了してから2週間以上空けた後に服用を始めてください。

低用量ピルとの併用に注意が必要な薬の例

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低用量ピルの効果が弱くなる薬
抗てんかん薬、結核治療薬など
低用量ピルの作用が強まる薬
アセトアミノフェン(解熱鎮痛薬)、フルコナゾール/ボリコナゾール/イトラコナゾール(抗真菌薬の内服薬)
低用量ピルと併用すると効果が弱くなる薬
アセトアミノフェン(解熱鎮痛薬)、Gn−RH誘導体(子宮内膜症の治療薬など)、血糖降下薬、スルホンアミド系薬剤など(糖尿病の治療薬)
低用量ピルと併用すると作用が強まる薬
副腎皮質ステロイド(内服薬)、オメプラゾールなど(胃酸を抑える薬)、テオフィリン(ぜんそく治療薬)、三環系抗うつ剤、免疫抑制剤

低用量ピルまたは併用した薬の作用が強くなる、弱くなる事例は多くあります。

作用が弱くなると期待していた効果が得られませんが、作用が強くなるのも良い影響とは言えません。

ピルとの併用により薬の代謝が抑制されると、低用量ピルの血中濃度が高くなり、薬の作用も強まります。

「作用が強くなる」=効果が高くなるわけではなく、副作用などの悪影響も出やすくなるので併用には注意しましょう。

注意が必要な薬は一例に過ぎないので、具体的な飲み合わせについては医療機関、または薬剤師に直接問い合わせてください。

低用量ピルと併用できる解熱鎮痛剤

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解熱鎮痛剤と低用量ピルの併用では、市販薬や処方薬のカロナールなどに含まれる「アセトアミノフェン」に細心の注意が必要です。

明確に禁止されているわけではありませんが、併用すると低用量ピルの作用が強くなる可能性があります。

ピルへの影響と同時に、アセトアミノフェン自体の働きも低下するデータが報告されているため、できれば避けた方が良いでしょう。

ロキソニン(ロキソプロフェンナトリウム)、ブルフェン(イブプロフェン)は併用しても問題なく、同時処方される機会も少なくありません。

サプリメントと低用量ピルの飲み合わせ

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1. セントジョーンズワート(西洋オトギリソウ)

鬱症状や更年期症状などの改善に効果が期待できる「セントジョーンズワート(西洋オトギリソウ)」。

サプリメントに配合されるハーブですが、服用しているピルの種類によっては作用への影響があるので、併用は避けた方が良いでしょう。

2. ビタミン剤

食事でのビタミン摂取は通常量なら問題ありませんが、ビタミン剤での過剰摂取はホルモンバランスにも影響を与えかねません

ビタミンB6の高用量サプリメントについては、ピルの効果を弱めるリスクがあるので、併用には注意してください。

そのほか、影響のあるサプリメント

  • プラセンタ
  • チェストベリー
  • プエラリア・ミリフィカ

女性ホルモンを活性化させたり、女性ホルモンに似た働きをしたりする作用があるサプリメントは、低用量とは併用しない方が安全です。

とくにプエラリア・ミリフィカについては健康被害が多数報告されているので、服用は避けましょう。
参考:〈 注意喚起 File.1 〉/(日本医師会)

ピルと飲み合わせが悪かった時どうする?

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低用量ピルと飲み合わせが悪い飲食物や薬・サプリメントを摂取すると、作用が強まったり弱まったりする可能性が出ます。

慌てる必要はありませんが、低用量ピルの効果が十分に発揮できないかもしれないと念頭に置いて行動しましょう。

避妊効果を目的としている方が低用量ピルの作用が弱まるものを摂取した時は、別の避妊方法もとったほうが安全です。

相性が悪い飲食物については、少し摂取しても心配しすぎなくて大丈夫です。

低用量ピルと同時に摂取しないよう、これから気をつけましょう。

自己判断で薬・サプリメントを併用しない

新しく市販薬やサプリメントを使用する時は、必ずかかりつけ医や薬局・ドラッグストアの薬剤師に相談しましょう。

自己判断で併用をすると、低用量ピルの効果に影響が出てしまうかもしれません。

体調不良や検診で医療機関に行く時は、医師・薬剤師に「いま低用量ピルを服用している」と必ず伝えましょう。

処方されている低用量ピルがわかるお薬手帳があれば、提出しておくとより安心です。

低用量ピルを安全に服用しよう

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今回のまとめ

  1. ピルとの相性が悪い飲み物の摂取に注意
  2. 新たな薬・サプリメントを飲む前にピルとの相互作用を確認
  3. 体調の変化や副作用が気になったらすぐ医療機関に相談

低用量ピルと相性が悪い飲み物や薬を併用してしまうと、ピルの効果が低くなったり副作用が強くなったりするかもしれません。

現在ピルを服用している、またはこれからピルを服用したいと考えている方は必ず医師や薬剤師に相談し、服用中の薬やサプリメントについて情報を共有してください。

低用量ピルを服用していて、普段にない体調の変化や強い副作用を感じた際も、すぐに医療機関を受診しましょう。

正しい飲み方を守って、低用量ピルを安全に服用してくださいね。

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